「ふくしまのたからばこ」とは

震災から子育ての葛藤と、開催への想い

震災時は長男3歳、長女1歳。当時は子どもたちを「守る」ことをとにかく考えていました。外遊びはもちろんさせられず、その時幼稚園に入園した息子は、卒園まで1度も外の運動会もプールの思い出もありません。もちろん当時は自宅の果物も野菜も食べさせられない、とにかく母としてどんな形であれ、子どもを「守らなければ」と必死になっていたのは、私だけではありませんでした。

そんな日々から少しづつ環境が落ち着き整ってきて感じたことは、震災に限らず『子を一生守ることはできない。だとすればどんな環境にいたとしても、子自身がそこでやりがいや夢を見つけてある環境の中で希望をもって生きていってほしい。』『「生きる力」をつけてほしい』そんな風に考えるようになりました。

そして、生きていくうえで、仕事は「夢」や「希望」を叶える手段。それを叶えている地域の大人たちと出逢うことで子供たちの未来を広げたい。

その考えは、今年のイベント開催へ向けて動いていく中で、私だけじゃなく、ママだけじゃなく、福島の大人たちみんなの願いとなり開催が実現となりました。

ふくしまのたからばこ「キッズお仕事体験」開催のきっかけ

始まりは、ちょうど2年前の2015年9月、福島県出身の「Lliy&ALLY」代表根岸里美さんと「ふくしまのたからばこ」実行委員長景井が、『「ふくしまのたからばこ」をつくりたい。』そんな想いからスタート。

ふるさとの大切なもの、子供たちが感じているこの土地の宝物、そんな大事なものをそっとしまっておける「たからばこ」があったら・・・。

すぐに県内3か所で「ふくしまの子どもとつくる宝石箱プロジェクト」を開催。「何を描いてもいいよ、あなたの好きな福島の絵を描いてね」と子どもたちに伝え思い思いに沢山のふるさとの絵を描いて頂きました。

その時の「大好きなふるさと」を想い描く画用紙を見つめる子供たちの輝く瞳、色鉛筆から表現されるふるさとの景色の美しさは忘れられません。中には故郷に戻れないと話す子もいましたが、その瞳はしっかりと未来を見つめていました。

「ふくしまのたからばこ」完成

沢山の子どもたちの絵からデザインを組み立てできた「ふくしまのたからばこ」。たくさんの”ふるさと”への想いが詰まっています。

でも、その宝箱は空っぽ。

「私たちは、母として、この宝箱になにを入れてあげられるだろう?」「ふるさとでこの宝箱の中を夢や希望をいっぱいにできたら。」

そこから、これから未来を生きていく子どもたちが「夢」や「希望」を叶え、「生きていける」ための手段には欠かせない「お仕事」の選択肢や可能性を見つけてもらおうとイベントの企画につながっています。

実行委員はママで結成!

たくさんの困難をこどもたちと家族と乗り越えたママ。「いつか自分も何かの役に立ちたい。」そんな志をもった福島のママたちが実行委員を務めます。

仕事をしているママも、専業主婦のママも、関係なく”自分のできることをしたい”と立ち上がりました。

ぜひ、応援よろしくお願い致します!

実行委員長 景井愛実